家具によく使われる高級木材5種

木で作られた家具は、美しくて丈夫であるうえに、耐久性に富んでいるので、適切なメンテナンスを行えば、永久的に長持ちします。ハイエンドの木製家具となると、かなりの高額になるかもしれませんが、一般的に信頼性が高く、何世紀にも渡って受け継ぎ、世代を通じて愛用することができるので、投資する価値は十分にあるといえるでしょう。

しかしながら、すべての木製家具が同じように作られているわけではありません。その研磨やスタイルによって異なりますし、中でも最も重要なポイントは、使用されている木材の種類です。夢のマイホーム用に高級木製家具の購入を検討している場合は、最も適した木材の種類を知っているかどうかで、大きな違いが出てくるかもしれません。ここでは、家具によく使われる高級木材の種類について詳しく見ていきましょう。

サンダルウッド

家具に使用される木材は、一般的に、高品質であることを意味します。中でも、サンダルウッドは、香りがよく、用途が広いのが特徴です。木材自体もそうですが、オイルになってもいい香りがします。また、サイズが大きいので、材木として十分利用できます。

ところがサンダルウッドは、米国と中国の間の貿易が盛んになったために乱獲されるようになり、かつては一面サンダルウッドで覆われていたハワイもその影響を受けてしまいました。その結果、今ではかなり希少価値が上がり、高価になってしまったのです。中国では、1キログラムあたり、130ドル以上することもあるそうです。

紫檀(シタン)

紫色の木が存在するのはご存知でしたか?紫檀は、成長するにつれて色が変化するので、用途が広く、美しい木材です。一般的に、南米の雨の多い地域に生息しています。ベーシックな4/4の紫檀であっても、1フィートあたり10ドル以上と高価であるので、しばしば小規模なプロジェクトで使用されています。また、希少材市場には、悪徳商売のトレーダーが多いので、購入する際は、環境に配慮した方法で直接取引されているかどうかを確認するようにしましょう。

ピンクアイボリー

レッドアイボリーとしても知られるピンクアイボリーは、主にジンバブエで産出される広葉樹です。上品で強靭であるため、ビリヤードのキューやペン、ナイフの持ち手部分などに適しています。

ピンクアイボリーで作られた小さな作品は、15ドル前後で売られていることが多いですが、ピンクアイボリーで作られた大作は、その色合いと耐久性から非常に珍しく、多くの人にとって憧れの的となります。そのため、家具よりもペンなどに使われることが多いようです。

アガーウッド

アガーウッドは、美しい色彩と軽さ、そして穏やかな樹脂特性を持つユニークな木材であり、実際にはあまり栽培されていません。その代わり、シノプシスの植物にカビを注入します。このカビは不思議なもので、副産物として軽くて香りのいい木に仕上げるのです。

アガーウッドは、香水やお香としてとても人気がありますが、高度な技術を必要とするため、非常に高価で、大量に入手するのは難しいです。品質にもよりますが、小さなものでも50ドル程度はするでしょう。

リグナムバイタ

リグナムバイタは、ゆっくりと成長する木から採れる色とりどりの木材で、厚みがあり、とても魅力的です。クリケットのボールなどによく使われます。一見すると、塗装してあるように見えますが、塗装ではありません。サイズにもよりますが、大体15ドルくらいで売られていることが多いようです。