世界で最も高価な家具ランキングTOP7

どんなに素敵な家でも、家具がすべて揃わなければ完成しませんよね。とはいえ、良質な家具は、非常に高価なものとなっており、一部の高級ブランド家具となると、かなり高額なアイテムとなります。そこで今回は、「家具ってこんなに高価なものなんて知らなかった…」とびっくりされた方に向けて、世界で最も高価な家具TOP7を発表しようと思います。高額すぎて、思わず腰を抜かしてしまうかもしれません!?

バドミントン・キャビネット – 3,670万ドル

世界で最も高価な家具に選ばれたこのバドミントン・キャビネットは、アメジストクォーツなどの貴重な石で作られており、30人のデザイナーが6年もの歳月をかけて製作した名作です。フィレンツェで製作されたアンティーク品で、かつて第3代ボーフォート公爵が所有していたと言われていますが、2004年にその家族が売却しました。現在は、リヒテンシュタイン美術館に永久保存されています。

ドラゴン・チェア – 1,950万ドル

ドラゴン・チェアは、アイルランド出身の女性デザイナー、アイリーン・グレイが1917年〜1919年にかけて製作したものです。この椅子がオークションに出されたとき、予想売却価格は230万ドルでしたが、ある熱狂的なファンがおよそ10倍弱の金額を支払って購入したため、これだけ法外な値段がついたのです。レザーと木彫りで仕上げられたこの椅子は、歴史的ファッションデザイナー、イヴ・サンローランも一時期所有していました。2009年に開かれたオークションでは、1,950万ドルという破格の値段で競売にかけられたようです。

アンティーク・セクレタリー・デスク – 1,140万ドル

このゴダード家とタウンゼント家のデスクは、1760年代に作られたものです。このアンティーク・セクレタリー・デスクは、世界でたったの9台しか作られなかったため、ユニークで貴重な家具となっています。1989年にクリスティーズで行われたオークションにて、そのうちの1台が1,140万ドルで落札された結果、アメリカ製の家具としては最も高価な家具となりました。

ハリントン・コモード – 500万ドル

ハリントン・コモードは、華やかな家財道具ではありませんが、かつては貴族の家庭で実用品として、また美的にも素晴らしい家具として利用されていました。もともとは、18世紀に有名な職人トーマス・チッペンデールによってデザインされたものです。この高価な家具は、2010年にサザビーズのオークションにて、500万ドル以上で落札されました。

タフト・テーブル – 460万ドル

1700年頃に手作りされたタフト・テーブルは、発明者であるトーマス・タフトにちなんで命名されました。下部に向かって狭くなっており、さまざまな装飾やオーナメントが施されています。このロココ様式のテーブルは、ニュージャージー州ランバートンのリチャード・エドワーズのために特注されたもので、ピアス状のフレットワークと、精巧なボール&クロウの脚が特徴的です。

ジョージII・パーセル・ギルト・パドゥク・キャビネット – 390万ドル

この見事なキャビネットは、2008年にクリスティーズでオークションにかけられ、390万ドルで落札された精巧な芸術品です。高額な価格が付けられた理由のひとつは、有名デザイナーであるトーマス・チッペンデールがデザインしたものであるためです。

マグネット・フローティング・ベッド – 160万ドル

マグネット・フローティング・ベッドは、その名の通り、磁石の力で浮くベッドであり、驚くべきクリエイティブな作品です。このベッドは、建築家ジャンジャアプ・ルイセナールとBakker Magnetics社とのコラボレーションによって作られました。反発する磁力によって持ち上がる仕組みになっており、ルイセナールは6年もの歳月をかけて製作したそうです。